疾風垣


 庭園の中に吹き抜ける風をイメージした竹垣。風のように自由に流れる様を形にした。またある時はその形から抽象化した山並みを連想させる。

柱の無い竹垣で、垂直や水平・平行といった直線が全くなく、曲線が主体となって形づくられる。

既存の竹垣のほとんどは、庭園内・空間内において囲む・区切る・遮蔽するといった閉塞感のある使い方が一般的であるが、この竹垣は木々や景石などに合わせて、時には引き立て、時には主張し、空間・景色を繋ぐ役割を果たす。

 

竹垣は自然素材のため耐久性が乏しく、作り直しが伴うが、疾風垣はその場にとどまらずに吹き抜け、また新たに風が流れていく様と重ねることができる。

 

<主な公的施工事例>

・第3回全国造園技能競技大会

・第32回全国都市緑化あいちフェア

・第34回全国都市緑化はちおうじフェア

・第8回世界盆栽大会inさいたま 

・第30回緑の環境プラン大賞「おもてなしの庭大賞」はなやぎの庭